金属の形

詩を書いてます

桜散る夜のコンクリート。マンハッタンの風は川岸に遠く、ハイスピードで行き交う車のアスファルト。夜の鳥が一羽止まったが、見失った。声を掛けても誰も答えず、足早に遠ざかる。胃に何かいる。いや、血の中に何かいる。急に車が飛び出してきて、こちらに向かってくる。急ブレーキは遠い過去の昔。血みどろの跡に声も出ず、布団にもぐりこんだ。夜は寝静まり、声ひとつない。

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