悲しみの底
悲しみの底に辿り着いたけど、どこをどう探しても何もない。
透明なプラスチックのようなもので底はできていて、ごく微量の砂が散乱している。
舐めてみても、匂いを嗅いでも、手で擦ってみても、何の反応もない。
ただそれが悲しみの底というものなのだろう。
悲しみの底に辿り着いたけど、どこをどう探しても何もない。
透明なプラスチックのようなもので底はできていて、ごく微量の砂が散乱している。
舐めてみても、匂いを嗅いでも、手で擦ってみても、何の反応もない。
ただそれが悲しみの底というものなのだろう。