金属の形

詩を書いてます

悲しみの底

悲しみの底に辿り着いたけど、どこをどう探しても何もない。
透明なプラスチックのようなもので底はできていて、ごく微量の砂が散乱している。
舐めてみても、匂いを嗅いでも、手で擦ってみても、何の反応もない。
ただそれが悲しみの底というものなのだろう。

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